[開催終了]令和6年度 まちのデータ研究室
チラシPDFは こちら
準公共分野のデジタル化を進め、地域の魅力を向上させよう
健康・医療・介護、教育、こども、防災、モビリティ、農業・水産業・食関連産業、港湾、インフラなどの準公共分野における業務をデジタル化することによって、国、独立行政法人、地方公共団体、民間事業者、各種団体・法人・協会等の様々な主体によって提供される準公共サービスの顧客体験を改善し、地域の魅力を向上させる手法を学びます。アプリ・ソフトウェア開発プロセスを体験するだけでなく、「デジタル技術を用いた準公共サービスの効率化と質の向上」というテーマに沿って設定した独自の課題に対して課題解決を実践します。
(1) ローコード・ノーコードツールを用いた「システム開発/データ分析ハンズオン」
(2) デザイン思考に基づいて課題を発見し、アイデアを創出する「業務改善アイデアソン」
(3) 「業務UX調査」に基づく「業務システム内製開発」「業務データ分析」による課題解決の実践
(1)(2)を通じてデザイン思考によるアプリ・ソフトウェア開発プロセスを体験してもらい、(3)を通じて、実在する準公共サービスの業務課題の解決に向けたシステム開発/データ分析の実践と、準公共サービスの効率化や質の向上に対する効果の検証をおこなってもらいます。
あなたのアイデアをアプリ・ソフトウェアとして具現化し、地域の魅力向上に貢献してみませんか?
<スケジュール・カリキュラム>
6月8日(土)〈第1回〉 システムハンズオン「物品管理システムを開発してみよう」
IT(情報技術)スキルを有しない業務関係者でもシステム開発/データ分析を実践できるローコード・ノーコードツールによる業務システム内製開発を体験します。
■インプットトーク
「香川大学におけるデザイン思考によるDX推進の取り組み」
香川大学情報化推進統合拠点 准教授 米谷雄介
「香川大学における物品管理システム開発の取り組み」
香川大学学生生活支援課 藤沢勇汰、成重伸昭
■システム開発ハンズオン
(1) SharePointを用いて物品管理データベースを開発しよう
(2) Power Appsを用いてより使いやすい物品管理インタフェースを開発しよう
6月22日(土)〈第2回〉 業務改善アイデアソン・チームビルディング
デザイン思考に基づくアイデア創出手法「業務改善アイデアソン」を通じて、準公共サービスの課題やアイデアを考えます。さらに業務関係者・IT関係者、大学生、高校生など多様な参加者でチームを組み、対象業務や課題を設定します。業務の観察を通じて業務の抱える問題を分析する業務UX調査をおこない、課題解決に向けたプロトタイプ制作に取り組みます。
6月23日(日)~7月5日(金)チームワーキング:業務UX調査、プロトタイプ制作、報告資料作成
チームに分かれてチームワーキングを実施します。業務の観察を通じて業務の抱える問題を分析する業務UX調査をおこない、課題解決に向けたプロトタイプ制作に取り組みます。報告フォーマットにしたがって業務UX調査・プロトタイプ制作の進捗状況の報告資料を作成します。
7月6日(土)〈第3回〉 中間報告会・データ分析ハンズオン「調査統計・業務統計・加工統計を自動化し、収集データを可視化してみよう」
業務UX調査・プロトタイプ制作の進捗状況を共有します。続いて、健康・医療・介護、教育、こども、防災、モビリティ、農業・水産業・食関連産業など幅広い準公共分野に適用可能な、調査統計・業務統計・加工統計の自動化や収集データの可視化を題材に、ローコード・ノーコードツールによるダッシュボードの開発を体験します。
■インプットトーク
「香川大学における医療データ分析の取り組み」
香川大学医学部経営企画課 田篭星太、浪越俊介
■データ分析ハンズオン
(1)Power Automate Desktopを用いて調査統計・業務統計・加工統計を自動化しよう
(2)Power BI Desktopを用いて各種データを統合し可視化しよう
7月7日(日)~8月30日(金)・チームワーキング:業務UX調査、プロトタイプ制作、成果報告資料作成
チームに分かれて、業務UX調査、プロトタイプ制作を継続します。チームで開発したシステムやダッシュボードを対象業務の業務関係者に試用してもらい、サービスの顧客体験の改善点を明らかにし、システム/ダッシュボードのブラッシュアップに取り組みます。遠隔コミュニケーションツールを利用してチームで意見交換しながら進めます。システム/ダッシュボードの改善におけるトラブル解決や質問には、講師/アシスタントが対応します。
8月31日(土)〈第4回〉 成果発表会
それぞれの研究成果を研究室全体で共有します。チームによるプレゼンテーションとブース展示を予定しています。
※ローコード・ノーコードツールとは?
コンピュータ・プログラミングの代わりに、グラフィカル・ユーザー・インターフェースと設定を通じてアプリケーション・ソフトウェアを作成できる技術のこと
<時 間>
①10:30~12:00 ②13:00~14:30 ③14:40~16:10(90分×3コマ)
※第4回は②③のみ。
※途中休憩あり
<講師/アシスタント>
【講師】
香川大学DX推進研究センター DXラボ 教職員・学生
DXラボスタッフ 六車俊紀 (大学院創発科学研究科) |
DXラボスタッフ 簑原海斗 (大学院創発科学研究科) |
准教授 米谷雄介 (専門:ナレッジマネジメントシステム開発) |
【リサーチ・アシスタント】
創造工学部 情報システム・セキュリティコース 学部生
<対象>
高校生以上 ※18才以下は保護者の同意が必要です。
<定員>
30名 ※先着順受付
<受講料>
無料
<対象ユーザ>
<参加条件>
・デジタル技術を用いて業務を効率化したい方、または地域の魅力を向上させることに興味、関心のある方
・原則全日程参加できる方
・普段からパソコン、スマートフォンを学習や業務等で利用している方(アプリ・ソフトウェア開発のスキルは不要です)
・Wi-Fi にてインターネットに接続可能なノートPC を持参できる方(※OS、Version は問いません)
・必須条件ではありませんが、地域貢献に関心があり、地域での活躍の場を探されているITに詳しい方のご参加を歓迎
・成果物の取り扱いについてはオープンソースとし、無償で誰もが自由に改良・再配布をできるようにします。
<申込方法>
このページ下部の「受講申込」ボタンからお申し込みください。
<申し込み締め切り>
5月31日(金)
主催:情報通信交流館(e-とぴあ・かがわ)、国立大学法人香川大学
共催:かがわ情報化推進協議会 協力:日本マイクロソフト株式会社、日本電気株式会社、e かみしばいコンテスト実行委員会
後援:大学・地域共創プラットフォーム香川、高松市、スマートシティたかまつ推進協議会、四国情報通信懇談会
協賛:情報処理学会四国支部、教育システム情報学会四国支部
令和5年度まちのデータ研究室研究員による研究事例