来館のご案内

開館時間 火曜日~金曜日 10:00~21:30、土曜日・日曜日・祝日 10:00~18:00
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は、翌日に最も近い祝日、
休日でない日)、年末年始(12月29日~1月3日)

体験講座・イベント

『GIGAスクール時代の情報モラルを考える会』キックオフ

『GIGAスクール時代の情報モラルを考える会』
キックオフイベントをオンライン開催!

 

GIGAスクール時代が始まります

 

デジタル化がますます加速し、日常化する社会を生き抜いていくために、
子ども達にはどのようなデジタル知識や社会性が求められるのでしょうか。
また子ども達を取り巻く環境を形成する私たちに求められるものは何でしょうか。
新たなメディア情報リテラシーや情報モラルについて、一緒に学び考えていきましょう。

 

 

キックオフイベントを開催します!
学校関係者に限らず、お子さんのお持ちの保護者や、
今後の情報活用にご興味のある方もふるってご参加ください。


開催日時:令和3年3月20日(土) 10:30~12:00

開催形態:YouTubeにてオンライン配信
 (配信会場の情報通信交流館 e-とぴあ・かがわでも視聴可能です)

申込方法:以下の申込ボタンまたはURLから登録してください。後ほど配信URLをお知らせします。

 

https://forms.gle/TtfAw4wvCRQHUi6eA

申込期限:令和3年3月19日(金)12:00まで ※お申し込み受け付けは終了しました。

 
本日のアンケートはこちらからお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfDB0IveawGmVLPnrNMEaAnTMMtK3hQ8lYpXl4EivTKus6k7A/viewform

 

【イベント内容】

 

●基調講演
今度 珠美 先生鳥取県情報モラルエデュケーター)

演題「メディアと上手につきあう」

 

●パネルディスカッション
今度 珠美 先生(鳥取県情報モラルエデュケーター)
増井 泰弘 先生(丸亀市立城乾小学校)
合田 意 先生(大手前高松中学・高等学校)

 

ファシリテーター 大美 光代特定非営利活動法人わがこと代表理事)


 【講師紹介】

 今度 珠美 先生

 

 

鳥取県教育委員会 鳥取県情報モラルエデュケーター
日本デジタル・シティズンシップ教育研究会 エデュケーター
鳥取大学大学院地域学研究科修了 修士(教育学)
<教材開発・受賞歴>
 SNS擬似体験型アプリ情報モラル教材とりりんチャット2
  (㈳日本情報化振興会ICT夢コンテスト優良賞受賞 2019)
 8ヶ国語に対応した情報モラル学習教材
  (第34回学習デジタル教材コンクール学情研賞受賞 2018)
  (第33回学習デジタル教材コンクール日本教育新聞社賞受賞 2017) 他

<講師実績>
 小,中,高等学校での授業,講演,研修(2019年度実績149件)
 教員研修,免許状更新講習等講師(東京,大阪,京都,熊本,島根)他

<研究論文・学会発表>
 批判的思考をデジタル・シティズンシップに位置付けた米国メディア・リテラシー教育の構成要素と役割の整理
  今度珠美・坂本旬・豊福晋平・芳賀高洋, 日本教育工学会2021春期全国大会論文集,2021.3
 「思考ルーチン」を用いたデジタル・シティズンシップ教育実践に関する研究
  今度珠美・坂本旬・豊福晋平・芳賀高洋, 日本教育工学会2020春期全国大会論文集,2020.3
 アメリカのデジタル・シティズンシップ教育教材の検討と日本における学習実践の可能性についての研究
  今度珠美・坂本旬・豊福晋平・芳賀高洋, 日本教育工学会研究会論文集,2019.12,東京  他

<著書>
 「デジタル・シティズンシップ/コンピュータ1人1台時代の善き使い手をめざす学び」
  坂本旬・芳賀高洋・豊福晋平・今度珠美・林一真 大月書店 [2020.12]

 「スマホ世代の子どものための情報活用能力を育む情報モラルの授業2.0」
  今度珠美・稲垣俊介 日本標準 [2019.12]

 「スマホ世代の子どものための主体的・対話的で深い学びにむかう情報モラルの授業」
  今度珠美・稲垣俊介 日本標準 [2017.10]

 

主催:情報通信交流館 e-とぴあ・かがわ



実施報告 令和3年3月20日(土)10:30~12:00(YouTubeでオンライン配信)


参加人数 46名(申込者数)

情報モラル研修講師、学校教員、教育支援機関職員など
*県内外から参加あり

 

アーカイブ配信URL

基調講演 https://youtu.be/EA7wz8yJ4pM
パネルディスカッション https://youtu.be/LCC74YXhDjs

 

基調講演(今度珠美氏)

教職員の方々が抱いているGIGAスクール構想の不安にどう向き合うのか。生徒のネットやスマホの利用と背景の問題を切り離すことで問題解決へのヒントを提示。
一人一台になることで子どもの可能性・できることが広がる。どのような機器も刃物と同じ、良い使い方を学ぶことが大切。自分のスマホを大切にするように、自立に向けた使い方を学ぶのがGIGAスクールである。GIGAスクール時代の新たな情報教育のモデルにするために、デジタル・シティズンシップ教育のコモンセンス・エデュケーション(アメリカ)の概要や動画教材を紹介。

 

パネルディスカッション・総評

増井氏 公立小学校のGIGAスクール準備現状を紹介

合田氏 5年前から一人一台端末を開始している私立中学高等学校の取り組みや生徒状況・端末利用ルールなどを紹介。

両者の学校状況の紹介を比較し、公立学校GIGAスクール開始にはほど遠い現場の現状と教職員の生の声が垣間見えた。

今度氏 教職員の心配点のひとつに生徒のやらかし問題がある。GIGAスクールが進むとやらかし問題は必ず起こる。その解決策を紹介。

大美氏 情報端末を恐れずクリエイティブに活用していくことを目指して、教職員も生徒と共に学んでいく。その為には教職員自身が意識を変えていくことが重要であり、教職員の意見交換の場が必要である。

 

参加者アンケート 

参加者 これまでの情報モラル教育が、子どもたちを守りたい意識から危険性ばかりを強調したものであったことは否めないと思う。ICT機器の積極的な活用を前提としたデジタル・シティズンシップの考え方は、今後必要だと感じた。今度先生が話された依存の問題の背景を考えることの重要性は、私自身もその通りだと共感した。これまでの生徒指導上の問題(非行、暴力、いじめ等)と同様に、現象にばかり目をむけていては本質的な解決にはならないと思う。一方、学校現場では、取り組まなければならないことが山積されていて、情報モラル教育を、外部に依頼して短時間でしなければならない現状もあると思った。

 

参加者 ネットやゲームが原因で依存症になるのならば、我々全員が重度の引き篭もりになっているはずですが、私はドライブでの気分転換が大好きです。ネットやゲームの存在を問題視したり、取り上げるかしか考えていない人達とは違った切り口で安心しました。道路があるからひったくりがあるんだみたいな話にならないように、科学的エビデンスを積み重ねることが重要だと思います。